空間の追求と未来への挑戦

Concept.

Pursuit And Challenge

名前

NAMING

比類なき美しいギャラリーを創造する為には、美術品の絶対的な優位性を形成するために、極限までのミニマリズムを追求する必要があった。ネーミングに意味を持たないことが作品への本質的なリスペクトであり、名前を付けないことが先入観なく作品や空間と対峙できる唯一の方法と捉え、タウンナンバー435を抜擢した。

無装飾

UNADORNED

建築家が日夜研究を積み重ね、限られた土地の中から最大限に空間を広く見せる為に施した窓を全て塞いだ。利便性を重要視して設計されたコンセントも全て除外した。全ての柱よりも前に壁を出し、極限まで直線的な空間を目指した。全て壁裏に隠し、作品以外が存在することのできない無装飾な空間を創造することに徹底した。

素材

MATERIAL

思想家ノヴァーリスは言った、素材は芸術の目的ではなく、素材を練り上げることが目的だと。435で採用されている資材や塗料などは全てオリジナルで調合された無機のものを採用し、空間内はたった2種類の素材しか存在しない。耐久性は勿論のこと、必要な剛性、目に映る印象、手に触れるもの全てを包み込み、馴染むような仕様に研究を積み重ね辿り着いた。

WALL

435は極限まで直線的な空間を再現する為に全ての柱よりも前に壁を出し、全高が必ず2420mmになるように設計されている。従来のギャラリーではピクチャーレールからワイヤーでハンガーを吊るす方式を採用しているが、壁と作品の僅かな隙間や、完璧な平行感を保つことが困難な為、435にはこれも存在しない。作品以外は決して存在しない空間こそが美しさを大きく左右するのだ。

照明

LIGHTING

外観からも一目で美しい作品と認識させる、常に最善のステータスを保つメカニズムとして、435には作品を照らす以外の照明は存在しない。緻密に計算された角度からライティングされた作品たちは至高の状態で展示されている。考えうるすべてのシーンをも蓄積、計算した結果、壮麗な視覚的快感を見るもの全てに提供することができるのだと考える。

看板

SIGN

ギャラリー内に2つしかないサインにも意味を持たせ、エントランスの足元には真鍮を採用した。素材の輝きは、未来への足元を照らす光を表し、これから訪れるであろう多くの来賓たちの一歩一歩によって経年変化するであろう。来賓との信頼性、協調性を育み、そして今後も変わることのない価値観の共有を重ね続け、追求と挑戦を続けていく。

厳選された作品たち

435に集約される全ての作品は、プロジェクトチームが実際に足を運び、体感し、交渉を重ね厳選された世界トップクラスの絵画たちである。

ACCESS

〒106-0032 東京都港区六本木3-4-35

4-35 , roppongi 3 , Minato-ku , 106-0032 Tokyo
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